三重県桑名市内において、還付金詐欺事件及び不審電話が発生しています。
市役所、町役場から、「還付金があるのでATMへ行って、手続きをしてください。」といったような連絡をすることはありません。
このような、不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。
不審電話等があった場合は、すぐに110番または最寄の警察署等へ通報をお願いします。
!!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!
事件の概要
還付金詐欺
平成25年2月5日午前11時30分頃、市内の商業施設から桑名市役所商工課に「午前11時頃、店舗内のATMで携帯電話をしながら操作している後期高齢者医療制度の被保険者の方がいて、98万円を振り込んだ」との被害報告がありました。
桑名市役所から生活安全協会へ市内の各銀行に対して注意勧告を行っていただくよう依頼したほか、庁内メールで詐欺行為を各職員に周知するとともに、市ホームページに「不審な電話にご注意ください!」との注意喚起、記者クラブへの投げ込みを行いました。
不審電話
同時刻に上記事例と同一学区内の国民健康保険の被保険者宅(国保:世帯主・妻、社保:子・子の妻・子の子3名)に、「市役所の福祉課」と名乗る者から電話がありました。「制度が変わり累積の医療費の払い戻しが24,320円あるが、昨年送った書類が12月までに提出されなかった。今日までに三菱東京UFJ銀行のATMで操作すれば、まだ間に合うので行ってほしい。1回ミスしたら払い戻せないので注意してほしい」とのことでした。
同時に口座番号や暗証番号を聞かれましたが、電話に出た子の妻が「すぐには思い出せない」と答えると、「11時半にかけなおすので調べてほしい」と言われたので、不審に思った子の妻が市役所に電話してきたことで、本件が判明しました。
子の妻の話では、最近、家族7名とも入院などの治療をしたことはないとのことから、桑名市担当課が調査したところ、国保の2名に高額療養費の該当はなく、社保の5名は該当がありました。同課から、社保については、会社からの払い戻しとなるので市役所からは連絡しないことと、医療費の還付でATMの操作を依頼することはないので、2回目の電話がかかっても「市役所に確認したが、どういった内容か」と、注意して出ていただくよう伝えました。