三重県津市内での還付金詐欺事件をはじめ、四日市市や伊勢市内においても不審電話が発生しています。
市役所、町役場から、「還付金があるのでATMへ行って手続きしてください。」といったような連絡をすることは絶対にありません。
このような、不審な電話等にはくれぐれもご注意ください。
不審電話等があった場合は、すぐに110番または最寄の警察署等へ通報をお願いします。
!!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!
事件の概要
還付金詐欺
平成24年9月13、14日にかけ、津市内で還付金詐欺が発生しました。
9月14日(金曜日)午前11時頃、被保険者(77歳・女性)宅へ市職員を名乗る男性から「医療費の還付があるので、近くのATMへ行ってください。」との電話がありました。
被保険者は、近所の家電量販店にあるATMから約100万円を振り込んでしまいました。
13日(木曜日)正午頃、被保険者(70歳・男性)が同様の手口で約22万円の被害に遭っています。
不審電話
事例1
9月21日(金曜日)午後2時40分頃、四日市市内の被保険者(女性・70歳代)宅へ福祉課を名乗る若い男性から「医療費の払い過ぎで3万円位払い戻しがある。説明どおりにATMを操作してもらえれば手続きできる。」といった電話がありました。
不審に思った被保険者が所轄警察署に相談したことにより、この事例が判明しました。
事例2
平成24年9月26日(水)午前10時頃、社会保険事務局を名乗る男性から伊勢市内の被保険者(85歳・男性)宅へ電話がありました。
「携帯を持っていますか。」と尋ねられ、「持っていない。」と答えると、「20-○○○○へ電話をしてください。」と言われたので、電話を切った後、指示された番号へ電話をかけたところ、その番号は使用されていませんでした。電話の内容を不審に思った被保険者が伊勢市役所に「社会保険事務局はあるのか。」と照会したことで当事例が判明しました。
伊勢市医療保険課から、社会保険事務局は市役所に無い事と振込詐欺の可能性があるため、今後、注意していただくよう説明し、所轄警察署へ通報しました。
事例3
平成24年9月26日(水)午前10時40分頃、伊勢市役所医療保険課の職員を名乗る男性から伊勢市内の被保険者(93歳・女性)宅へ「医療費(保険料)の還付金があり、以前に還付の通知を送付したが、まだ提出されていないので、提出してください。」との電話がありました。
電話を受けた被保険者の孫が「通知を確認して提出します。」と答え、電話を切りました。電話をしてきた男性は、電話番号や職員名は名乗らなかったとのことです。その後、通知を探したところ、見つからなかったので、市担当部署へどうすればよいか照会したことで当事例が判明しました。
伊勢市医療保険課から男性職員は電話をしておらず、現在、還付となるものはないことと、振込詐欺の可能性があるため、今後、注意していただくよう説明し、所轄警察署へ通報しました。
事例4
平成24年9月26日(水)10時8分頃、医療課のタカオカと名乗る男性から伊勢市内の被保険者(79歳・男性)宅へ「平成18年から23年分の医療費の還付があり、以前に返還用の封筒を送ったが回答がないので電話をした。31,629円戻す分がある。期限は9月21日までなので、社会保険事務所へ行ってください。」との電話がありました。その中で、連絡先は0120-925-○○○、認証ナンバーを998-726と伝えてきたそうです。
三重県後期高齢者医療広域連合から、毎月振込で高額療養費を受け取っており、社会保険事務所からの連絡があるのを不審に感じたことから、市担当部署へ照会したことでこの事例が判明しました。
伊勢市医療保険課で確認したところ、高額療養費は既に毎月支給済みで、保険料の還付もありませんでした。また、年齢から社会保険事務所での医療費還付が発生することはなく、振込詐欺の可能性があるため、今後、注意していただくように話をし、伊勢警察へ通報しました。