お知らせ

【不審電話:島根県・広島県】還付金詐欺、ATM操作分からず被害免れる ほか

 島根県と広島県内において、不審な電話があったことが判明しました。

 事件の概要については以下のとおりです。

 最近では、電話だけでなく、直接自宅へ訪問し、キャッシュカードをだまし取るといった手口も報告されております。

 どのような手続きにおいても、第三者が、

 ・キャッシュカードをお預かりしたり

 ・暗証番号や通帳残高の数字を聞き出したり

 ・携帯電話を持って、ATM(現金自動自動預払機)での操作をもとめたり

 することは絶対にありませんので、これらのような不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。

 

 このような不審電話等があった場合は、すぐに110番または最寄の警察署等へ通報をお願いします。

 !!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!

 

 

事件の概要(島根県)

事例1

 平成23年3月3日(木)午後1時30分頃、島根県大田市内の被保険者宅へ、「社会保険事務所の経理の者ですが、ハガキを見ましたか? 緑色のハガキです。2月末で医療費27,433円の返還金の支払い期日が過ぎています。まだ、手続きがしていないので、早くしてください。」と電話がありました。
 被保険者が、郵便局の通帳へ直接振込むよう伝えると、その者は、「通帳を開き、最後に出し入れした日付をみて、その数字を左から読んでください」と巧みに預貯金残高を聞きだし、キャッシュカードと携帯電話を持ってATMへ行き、フリーダイヤルの番号へ電話して、手続きするように言ったとのこと。
 郵便局のATMへ行き、フリーダイヤルの電話から「画面の下から2番目のボタンを押してください」と指示を受けましたが、操作方法が分からず、大声で話していたところに、郵便局員が駆けつけ、「操作ができないので、郵便局員に替わります」と言ったとたん、「もういいです」と電話は切られました。
 郵便局から警察へ通報し、詳しく状況を説明したとのことです。

 

事例2

  平成23年2月28日、島根県美郷町内の被保険者宅に社会保険(庁?本人は語尾がはっきり聞き取れなかったとのこと)を名乗る男性から「昨年12月頃に高額医療費の還付金についてハガキを送ったのだが、届いているだろうか?」との電話がありました。

 被保険者本人が「そんなハガキは届いていないと思うが、何色のハガキか?」と聞いたところ「水色のハガキだ」とのことでした。本人がそのようなハガキは届いていないこと、老人医療制度の時に美郷町より高額医療費があり直接案内は届いたことはあるが、ここ最近、入院もなく高額医療費があることについて不審に思い、「いくら還ってくるのか?」と聞いたところ、電話の相手は「28,960円の還付がある」との返答でした。

 何度ハガキは届いていないと言っても、届いているはずだと相手は言い、その後、相手はフリーダイヤルの電話番号を伝え、折り返し電話するようにと言いました。
 更に相手からこれからも自宅に電話をかけるのに不在であるので(これまでも電話をかけて
きた可能性があり)、携帯電話の番号を聞き出そうとしたが、携帯は持っていないと答えました。
まだ何かしつこく言ってくるので電話を切ったとのことです。

 
事例3

 平成23年3月3日(木)午前10時頃、島根県大田市内の被保険者宅へ、社会保険事務所の森山(男性)と名乗る者から電話がありました。被保険者が「出雲の(社会保険事務所の方)ですか?」と相手の所属を確認したとたん、電話は切られました。

 
事例4

 平成23年3月2日(水)午後2時30分頃、島根県大田市内の被保険者宅へ、保険局の職員(男性)と名乗る者から、「保険料の還付がある。」と電話がありました。被保険者が「どういうことか?」と大きな声で問い質したとたん、電話は切られました。

 
事例5

  平成23年3月3日(木)午前10時頃、島根県大田市の被保険者宅へ、島根県の後期高齢者の事務をしている「モリ」と名乗る人物から「医療費の過払いがあり、文書を12月末に送付している。その手続きの締切が2月28日である」と電話がありました。

 被保険者は、自分にそれほど医療費がかかっていないため不審に思い、その事務所はどこにあるかという質問をすると、「県庁の斜め前のビルにあります。」と答えたとのこと。
 話を聞く限り、どうしても自分には還付されるものはないと感じた被保険者は自分から電話を切り、その後電話は無いそうです。
 3月7日に、当該被保険者から市役所へ通報があり、不審電話であったことが判明しました。
 なお、被保険者の医療費については、還付されるものはなく、また、島根県後期高齢者医
療広域連合にも、「モリ」という職員はいないとのことでした。

 

事例6

 平成23年3月4日午後12時30分過ぎに、島根県斐川町内の被保険者(女性)宅に、「医療費の払い戻しがあり、通知を送ったが見たか? また通知があったことを家族に確認したか?」との電話がありました。

 被保険者が「見た。」と答えると、相手は還付金について説明した後、「郵便局へ行くように」と被保険者へ指示。被保険者が「行かない」と言うと、相手は、一方的に電話を切ったとのこと。
 被保険者から役場に電話をし、不審電話であったことが判明しました。

 

 

事件の概要(広島県)

事例1

 3月8日の午後3時半頃,海田町の1人暮らしの女性被保険者(86歳)宅に厚生労働省の職員(名前は言っていたが覚えていない。)と名乗る男性から「医療費の還付(具体的な金額は言っていない。)があり、3月中に振り込むので口座番号を教えてほしい。」との電話がありました。

 被保険者は、通帳は口座を開設している金融機関に預けてあり、口座番号がわからないことや、被爆者健康手帳を持っているので、病院で医療費は払っていないことを言うと電話は切られたとのこと。

 役場の担当課に連絡があり、本件が発覚しました。

 

事例2

 3月8日の午後3時半頃、海田町の1人暮らしの女性被保険者(80歳)宅に社会保険庁の職員のオカモトと名乗る男性から「去年の2月に障害者に関わる年金支給の改正があり、今年から毎年48,600円の支給があるので、銀行の口座を教えてほしい。」との電話がありました。(本人は障害者手帳の申請はしていないため、手帳は所持していないが障害有。)

 「関係の書類も既に送付している。」と言われたので「届いていない。」と言いましたが、手元に通帳を用意するよう言われ、生年月日、住所、通帳とカードの色を聞かれたので、口座番号以外を答えたとのこと。

 また、銀行名も答えたところ「銀行に照会して間違いなければ振込みするので、口座番号を教えてほしい。」と言われましたが、答えないでいると、銀行を利用した直近の日を聞かれ、答えると、残高の桁数を教えるよう言われました。桁数を教えたところ、右端の数字を教えるよう言われ、答えると次は左端の数字を教えるよう言われたので、不審に思った被保険者は答えずに電話を切りました。

 日本年金機構に電話して確かめたところ、そのような職員はおらず、支給があるという事実もありませんでした。役場に相談するよう勧められたため、役場に電話相談したことにより本件が発覚しました。

 
事例3

  3月8日の午後3時半頃、海田町の1人暮らしの女性被保険者(86歳)宅に厚生労働省の職員(名前は言っていたが覚えていない。)と名乗る男性から「医療費の還付(具体的な金額は言っていない。)があり、3月中に振り込むので口座番号を教えてほしい。」との電話がありました。

 被保険者は、通帳は口座を開設している金融機関に預けてあり口座番号がわからないことや、被爆者健康手帳を持っているので、病院で医療費は払っていないことを言うと電話は切られたとのこと。

 役場の担当課に連絡があり、本件が発覚しました。

 

事例4

 3月8日の午後3時半頃、海田町の1人暮らしの女性被保険者(80歳)宅に社会保険庁の職員のオカモトと名乗る男性から「去年の2月に障害者に関わる年金支給の改正があり、今年から毎年48,600円の支給があるので、銀行の口座を教えてほしい。」との電話がありました。(本人は障害者手帳の申請はしていないため手帳は所持していませんが、障害があります。)

 「関係の書類も既に送付している。」と言われたので「届いていない。」と答えましたが、手元に通帳を用意するように言われたため、生年月日、住所、通帳とカードの色を聞かれたので、口座番号以外を答えました。

 また、銀行名も答えたところ「銀行に照会して間違いなければ振込みするので、口座番号を教えてほしい。」と言われましたが,答えないでいると銀行を利用した直近の日を聞かれたので答えると、残高の桁数を教えるよう言われました。桁数を教えたところ、右端の数字を教えるよう言われ、答えると次は左端の数字を教えるよう言われたので、不審に思った被保険者は答えずに電話を切りました。

 日本年金機構に電話して確かめたところ、そのような職員はおらず、支給があるという事実もありませんでした。役場に相談するよう勧められたため、役場に電話相談したことにより本件が発覚しました。

 

 なお、役場で確認したところ、それぞれの事例についても、被保険者に対して,あてはまる支給等は存在しなかったとのことです。


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