お知らせ

【不審電話:1府5県】還付金振込みを装い、口座情報等を聞き出す

 滋賀、広島、茨城、大阪、鳥取、岐阜の1府5県において、不審な電話があったことが判明しました。

 事件の概要については以下のとおりです。

 還付金詐欺については、未遂に終わっているもののありますが、1件当たりの被害額は、数十万円から100万円程度と、かなりの高額となっております。後期高齢者医療制度に限らず、いろんな口実を用い、こういった類の詐欺事件が全国で頻発しております。 

 このような不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。

 

 このような不審電話等があった場合は、すぐに110番または最寄の警察署等へ通報をお願いします。

 !!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!

 

 

事件の概要(滋賀県)

    

 2月18日(金)、大津市の被保険者宅に「特別給付金として4万5千円を給付する手続を18日から20日にお願いしているが、書類は届いたか。もう一度20日に連絡する。」との電話がありました。

 その話を聞いた被保険者の友人が不審に思い、同日、午後2時過ぎ、大津市役所に問い合わせをされ、不審電話であることが判明しました。

 現在のところ、被害は発生していない様子です。

  

 

事件の概要(広島県)

 

 2月18日午後3時半頃、坂町の女性被保険者(85歳)宅に厚生労働省の職員と名乗る者(中年の声)から「高額医療費の還付金が約4万円あるので振込先の口座を教えてほしい。昨年末に水色の封筒で通知したが見てはいないか。」と電話がありました。

 この被保険者は、高額医療費に該当するほど病院にかかっておらず、また、店と自宅に電話があるうち、店のほうの電話にかかってきたことから不審に思い、役場の担当課に連絡して本件が発覚しました。

 なお、役場で確認したところ、この被保険者に係る医療費の還付及び保険料の還付等は発生していませんでした。

 

 

事件の概要(茨城県)

 

事例①

 平成23年2月16日(水)午前11時頃、日立市の女性(77歳)宅へ電話があり、「市から過去5年間の医療費の支払い49,500円があるので〔03-3786-●●●●ヨコハラ〕へ電話をするように指示されました。

 電話をかけると「ヨコハラ」と名乗る男性より、「12月にハガキを送っている。実際の書類は市から社会保険庁に既に送ってしまっているので手元にはない」と話をされ、取引先の銀行を聞かれました。「常陽銀行▲▲支店」と答えると、「そちらでは小さい銀行で取引ができないから、カードと携帯を持ってホームセンター(最寄り店を指定された)の筑波銀行のATM(現金預払機)に11時30分に行き、着いたらまたヨコハラに電話するように言われたとのこと。

 同日に、本人が確認のため市担当課へ電話をしたことで事案が判明しました。

 

事例②

 平成23年2月16日(水)午後1時20分頃、日立市の男性(77歳)宅へ、市役所職員を名乗る「ヤマザキ」という男性から電話があり、「医療費の戻りがあり、自分は部署が変わってしまって詳しいことはわからないが、今ならまだ間に合うので、次の番号に電話するように」と指示されました。しかし電話は「0294・・・・」と途中で切れてしまった。

同日に、本人が確認のため市担当課へ電話をしたことで事案が判明しました。

 

事例③

 平成23年2月17日(木)午前10時30分頃、日立市の女性(82歳)宅へ、市役所の者と名乗る男の声で、「12月に還付金の手続きのピンクの封筒を送った。出してほしい。」との電話がありました。女性が名前を聞こうとしたら、「また、送ります。」と言って電話は切られました。

 同日に、本人が確認のため市担当課へ電話をしたことで事案が判明しました。

 

事例④ 

 平成23年2月17日(木)、今日電話があり、「医療費の還付が受けられるので、こちらの指示に従ってATM(現金預払機)で振込の手続きをしてほしい。」と言われたと、日立市の被保険者の女性から市担当課へ連絡がありました。相手は「社会保険事務局」と名乗っており、電話番号を教えて「振込む前に電話をしてほしい」と言われたが、まだ電話はしていない、また、「これはすでに期限が過ぎていることなので、今日中に手続きをしなければ、お金が戻らない。市役所などに確認してもわからない」とも言っていた、とのことでした。

同日に、本人が確認のため市担当課へ電話をしたことで事案が判明しました。

  

事例⑤

 平成23年2月21日(月)午前10時20分頃、日立市内の被保険者宅へ市役所のホリイケ(電話033-786-●●●●)と名乗る者から、「特別支給金が支給されるが期限が切れてしまう。社会保険事務所でしか手続きできないので、キャッシュコーナーに来てほしい。」と電話がありました。

 キャッシュコーナーへ行く前に市役所に確認の電話をしたとのことでこの事案が判明しました。

 

 

 事件の概要(大阪市)

 

 平成23年2月18日頃、大阪市在住の後期高齢者被保険者宅へ男性から「後期高齢者医療担当のオクノです。口座番号を教えてください。」との電話がありました。

 その日は家族から取次がれた電話ということもあり、内容もよくわからなかったので、「折り返し電話をします。」と言っていったん電話を切り、数日後に大阪市の担当へ電話をし、この事案が判明しました。

 

 

 事件の概要(鳥取県)

 

 平成23年2月21日午後、米子市内の被保険者宅へ厚生労働省の木下(きのした)と名乗る男性から、「この度、60歳以上で、今年医療費を5万円以上支払った方に、41,000円還付することになりましたので、あなたの口座に振り込みます。本人確認のためにキャッシュカードを持って、最寄りのATMに行ってください。」電話があり、「振り込んでもらえるならありがたい。」と携帯番号を教えたとのこと。

早速、ATMに行くよう言われたが、「これから歯医者に行かないといけないし、ATMは遠いのでめったに行かない。」と答えると「タクシーでATMのある場所に行かれて、その際領収書をもらってください。タクシー代金と合わせて振り込みます。タクシーでは運転手さんに振込の話はしないで下さい。最近はやりの振込詐欺と誤解されるのは迷惑ですから。」と言われたそうです。

 被保険者が「私はあなたの話がだんだん信用できなくなってきましたが。」と答えると、男は「私は確かに厚生労働省の者です。0120-984-×××に電話で確認してください。では明日の10時にまた電話します。」と言って電話を切りました。

 被保険者から広域連合へ直接連絡があり、この事案が判明しました。

 

 

 事件の概要(岐阜県)

 平成23年2月21日午前、岐阜市内の被保険者宅へ厚生労働省の木下(きのした)と名乗る男性から、「あなたの高額療養費が毎年45,000円支給されることになりましたので、振込先の銀行の情報を教えて欲しい」との電話がありました。ある銀行名を言ったところ、「その銀行は、今混雑しているので他の銀行はないか」と言われました。他の銀行に口座はないと答えたところ、「11時半頃そちらに行く」と言ってきたので、「その時間は用事があるので出かける」と言ったところ、「では、それまでには伺います。」と言って電話を切ったとのこと。

 市担当課へ被保険者から不審電話があったと連絡があり、事案が判明しました。


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