広島県、青森県でも、還付金詐欺が発生しています。
事件の概要については以下のとおりです。
昨年末から三重県伊勢市、山口県防府市、岡山県倉敷市、福島県郡山市内で還付金詐欺が発生しています。
また、全国及び県下各市町からも不審電話等に関する報告が多数寄せられております。
このような不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。
!!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!
事件の概要(広島県)
平成23年2月16日午後、廿日市市内に住む女性宅に、厚生労働省の職員と名乗る男から、「還付金があるので、お返しする手続きが必要である。自分はお宅へ訪問できないが、県の職員を代わりに行かせるので、キャッシュカードを渡してほしい。」との電話がありました。
その後、この女性宅を男が訪問した際にキャッシュカードを2枚渡し、口座から207万円が引き出されてしまいました。
事件の概要(青森県)
平成23年2月4日、弘前市内の被保険者宅に県事務局を名乗る男から(経理のモリシタに代わると言って別な男性に代わり)「28,800円程戻るお金があるが、どの通帳に入金すればよいのかわからないので、持っているキャッシュカードを全部用意して欲しい。」「近くにATMはないか。」との電話がありました。
本人が「ローソン」と答えましたが、「ローソンは駄目だ」と言い、いったん電話を切り、かけ直してきました。キャッシュカードを全部持って、今日中に被害者が住む近隣のショッピングモールのATMに行き、着いたら電話するよう指示してきました。
ATMに着いて指定された番号に電話すると、後ろに人がいないことを確認の上、振込みを指示されたため、指定された北海道の銀行口座に振り込みました。
しかし、指定された口座が振込み出来ない状態であったことから、自分の口座銀行(振込元)から来行するように連絡を受け、銀行を訪れたことによってこの事件が発覚しました。
銀行の手続きによって振込金額は全額返金され事なきを得ました。
その後、本人が警察に通報しました。
なお、電話の相手からは、帰宅したら電話するように、また、振込伝票は捨てるようにと指示されたそうです。