福井県及び山口県内において、不審な電話があったことが判明しました。
事件の概要については以下のとおりです。
還付金詐欺については、未遂に終わっているもののありますが、1件当たりの被害額は、数十万円から100万円程度と、かなりの高額となっております。後期高齢者医療制度に限らず、いろんな口実を用い、こういった類の詐欺事件が全国で頻発しております。
このような不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。
!!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!
事件の概要(福井県)
独り暮らしの女性(67歳)宅に、「後期高齢者の方に返還する医療費がある。以前に申請書を送ったが、もう提出されたか。まだならもう一度送るので、申請してほしい。金額は4万円ほどである。」という内容の電話がありました。(相手の名前や肩書きは聞き取れず。)
口座のある銀行を聞かれたので、「労働金庫にある。」と答えたところ、「労働金庫には振り込めないので、福井銀行にはないのか。」と聞かれ、「福井銀行にもある。」とは答えましたが、口座番号までは聞かれなかったとのこと。
女性のところには、90歳を超える伯母の書類が転送される手続きになっていたため、伯母の申請書類は来ないのかと尋ねると、転送はできない書類だとのことでした。
話すにつれ不審に思えてきた女性が、詐欺ではないのかと言ったところ、「書類を出したくなければ出さなくてよい。」と言い電話は切れました。
2月10日付け、福井新聞の不審電話の記事を見て、自分のところにかかってきた電話もこれではないかと思い、広域連合に電話がありこの事案が判明しました。
事件の概要(山口県)
平成23 年2 月9 日(水)12 時40 分頃、岩国市の被保険者宅に厚生労働省職員を名乗る
男から「昨年、高齢者の医療費を払い戻すことが決まった。新聞・テレビなどで見ていないか。47,000 円の払い戻しがある。青い封筒で連絡したが返事がないので連絡した。」と電話がありました。
相手は被保険者の氏名を知っており、被保険者の生年月日を尋ね、「振込先口座番号を電話で聞くわけにはいかないので、取引金融機関名と口座残高の桁数を教えてくれ。」と言い、被保険者が教えたところ、「確認して連絡する。」と一旦、電話が切れました。その後、「金融機関に確認した。3月に書類を送って、振込する。」と再度、電話がありました。不審に思った被保険者は、岩国市保険年金課を訪れ、相談され、この事案が判明しました。