大分県及び広島県内において、不審な電話があったことが判明しました。
事件の概要については以下のとおりです。
還付金詐欺については、未遂に終わっているもののありますが、1件当たりの被害額は、数十万円から100万円程度と、かなりの高額となっております。後期高齢者医療制度に限らず、いろんな口実を用い、こういった類の詐欺事件が全国で頻発しております。
このような不審な電話や訪問等にはくれぐれもご注意ください。
!!!この記事をご覧になられた方で、特に高齢者のご家族様、お知り合いの方等がいらっしゃいましたら、伝達していただければ幸いです。!!!
事件の概要(大分県)
平成23年1月31日の午前中に別府市在住の高齢者(女性)宅に、「支払する額が発生しており、案内を以前に送っているが、まだ処理ができていないので、そのお金を振り込む口座を教えてほしい。」と電話がありました。
この電話を受けた高齢者は、「支払いがある場合の口座の届け出はすべてしているが、お宅はどちら様ですか。」と尋ねたところ電話が切れました。
また、同日午後、同じく別府市在住の高齢者(女性)宅に、「5年間の医療費の還付が23,662円あります。名前と生年月日を教えてほしい。」という内容の電話がありました。電話をかけてきた人物が携帯電話から電話しているということを言ったので、大事な話を携帯電話からかけるのかと不審に思い、「そちらはどちら様になりますか。」と尋ねたところ相手は電話を切ったとのことでした。
両事案も、不審に思った高齢者が別府市役所に電話をかけ、判明しました。
事件の概要(広島県)
平成23年1月31日午後、廿日市市内の被保険者宅に男性(所属団体名は言われたが、覚えていない。)から、「医療費の払い戻しが21,823円あるので、携帯電話を持って金融機関の窓口へ行って手続きをしてください。」との電話がありました。
不審に思った被保険者が、「携帯電話は持っていないので手続きができません。」と答えると、電話は切られたとのことでした。
被保険者が、念のため市役所の担当課に電話で問い合わせをされ、本件が発覚しました。
なお、この被保険者に該当する医療費及び保険料の還付金はありませんでした。